1953 年に創業以来、一貫して大手アパレルメーカーの製造工程を担当してきた楠橋。時代とともに扱う商品は変遷してきましたが、創業当初から「よい商品を、より安く」という想いに変わりはありません。 かつてに比べ安価になったとはいえ、洋服の価格は他の生活日用品と比較して高いのが現状。楠橋では本社と工場それぞれの利点を活かし、今後もクオリティの高い商品を、より安価で提供したいと考えています。もっと人々が、洋服を気軽に楽しむことができるように。
これまで裁断や縫製などの製造工程で強みを発揮してきた楠橋。今後は企画部門や商社機能の充実も図りたいと考えています。例えば、オリジナルなデザインを提案したり、コストダウンが可能な素材やパターンを考えたり。製造の現場を知る楠橋だからこそ、きめ細やかで現実的な提案ができると信じています。一方で、当社オリジナルの企画も始動しています。これは今治の地場産業であるタオルメーカーとコラボレートし、タオル生地の洋服を世の中に発信する試み。洋服づくりの現場において絶対的なノウハウと実績を持つ楠橋。今後はこのコアスキルを活かし、さらに活動の場を拡げる予定です。
このように積極的な事業展開を図っている楠橋ですが、あくまでも、私たちの原点は製造工程にあります。社員ひとり一人が「ものづくり」の素晴らしさを再認識し、より良い商品づくりのために、情熱を持ち続け、技術の向上を図らなければなりません。楠橋ではベテランから若手への技術の伝承を行い、講師を招いた研修会通じて国家資格の取得をサポートするなど、社員の技術向上に努めています。「日本の洋服づくりを支えている」そんなプライドを胸に、私たちは今日もミシンに向かいます。
代表取締役社長 楠橋 康弘
